教室レポート

湯浅町立山田小学校にて豆腐作りの授業

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開催日 2019年1月22日
教室内容 豆腐づくり 食育

こんにちわ!丸新発酵蔵部です。

2019年1月22日は湯浅町立山田小学校にて、豆腐作りの出前授業でした。

こちらの小学校では地域の応援団の方と一緒に大豆づくりを行い、毎年その大豆を使って醤油や豆腐をつくる授業をします。

ただ、昨年は度重なる台風と猛暑で大豆が不作でしたので、今年は折笠農場の「大袖の舞」を持参しました。

さて、じゃあ3,4年生と一緒に豆腐を作ります。

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3年生は「すがたを変える大豆」を勉強しました。

4年生は去年豆腐を作った経験があります。

豆腐が何から作られているか質問するとスラスラと答えが出てきます!

大豆、にがり、水ですね~。

一晩水に漬けておいた大豆をお湯と一緒にミキサーにかけます。

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どろっとした呉(ご)ができます。

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生の大豆を食べるとおなかを壊してしまうから、この状態ではまだ食べることが出来ません。

大豆は豆の種子です。

自身が成長するための栄養がたっぷりつまっていて、それは他の生き物にとってもごちそうです。

種子は他の生き物に食べられないように厚くて固い皮や、毒になる成分等で身を守っています。

だから大豆は生で食べないでくださいね。

次は、呉(ご)をさらし布で搾り、豆乳とおからに分けます。

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力の必要な作業ですが、みんなとっても頑張ってくれました。

豆乳と、こんなにたくさんの量のおからが出ます。

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豆乳は一度沸騰させたあと、煮詰めます。沸騰すると泡が勢いよく盛り上がります。

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もうここからは味見しても大丈夫。おからも炒ると美味しく食べられます。

生のままでは食べられない大豆ですが、きちんと火を通せば有毒な成分がぐんと少なくなります。

さらに加工したり発酵させたりすると、毒はほとんど消えます。

火を通したり、加工したりすることで、人体にとって害になるものが消えて良い成分が残るのです。

豆乳を煮詰めたら、にがりを入れて「寄せ」の作業をします。

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海水から塩をつくるときに、余剰なミネラルを含んだ苦い水分が出ます。これを「にがり(苦汁)」といいます。

にがり含まれる塩化マグネシウムには、豆乳を固める性質があります。

大豆のたんぱく質が閉じ込められるので、豆腐は栄養価が高いのです。

にがりを入れて寄せたら、20分ほど待ちます。

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豆腐の出来上がり!

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みんなで給食の時間に一緒に食べました!美味しかった!ごちそうさま!

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