教室レポート

湯浅町立山田小学校にて金山寺味噌づくりの出前授業

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開催日 2019年7月8日
教室内容 金山寺味噌づくり 食育

こんにちわ!丸新発酵蔵部です。

2019年7月8日は湯浅町立山田小学校にて5,6年生と一緒に金山寺味噌づくりでした。

こちらの学校は校庭で野菜を育てていて、その野菜を使って金山寺味噌を仕込みます。

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金山寺味噌を作るときにはこの湯浅町の伝統野菜、写真中央の湯浅なすを使います。

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湯浅地方に昔から伝わる固有の紀州伝統野菜「湯浅なす」。

実がギュッと詰まっていて、火を入れると甘くて「トロのように」柔らかく美味しいです。紫色が濃く、色艶があり、丸いのが特徴です。

「湯浅なす」は、江戸時代から金山寺味噌などを作るために湯浅で栽培され続け、外に出ていない固定種。

大正時代には和歌山県のなす生産量の約10%を占めるほどでしたが、大量生産を追及した管理農業により地元の野菜の流通販路が減少し、併せて湯浅なすを使用した金山寺味噌を生産する人の減少の影響を受けて、生産農家が減り続けました。

平成21年、ついに湯浅なすの生産農家が1~2軒まで激減、絶滅の危機にあると聞き、和歌山で育まれ受け継がれてきた伝統野菜を後世に伝えていき、地域復興を図るためのプロジェクトによって復活した伝統野菜です。

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材料の説明をしたあとは、まずみんなで計量。はかりの使い方を学びます。

 

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そのあとは、包丁の使い方、野菜の切り方を学びます。

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色々な野菜をいっぺんに切るので包丁の使い方の練習になります。

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一番手強かったのはこのかぼちゃかな。

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力持ちの男の子二人に任せます。

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あんなにかたいかぼちゃだったけど上手に切れました。そして、野菜はこんな感じに。

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後は順番に材料をまぜていきます。

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材料を全部混ぜ終わったら、

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表面をならして、

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仕込みは完了!

 

あとじっくり発酵熟成させて、秋の祭りの時まで待つだけ。

みんなで一緒に仕込んだ金山寺味噌が美味しくできますように!

湯浅醤油有限会社|世界一の醤油をつくりたい