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日本の塩は 国産と思っている人がほとんどですが・・・・

2013年1月24日

日本の食塩は、国産と思っている人がほとんどです。

私も国産と思っていましたが、実は、原材料から国産の塩は少なく、

有名な A社の塩やH社の塩も原料は、海外の天日塩を溶かして再精製している塩ということを知り驚きました。

そこでたどり着いたのが、長崎(五島灘)の海水から作った食塩です。

五島灘の塩の歴史

長崎の五島灘に浮かぶ島 高島

江戸末期以降、日本に入港する外国船(蒸気船)の石炭需要に対応するために、

明治2年にイギリスの貿易商トーマス・グラバーが佐賀藩と共同で、本格的な石炭採掘が始められます。

    後に経営は後藤象二郎の手を経て三菱財閥の創業者岩崎弥太郎へと引き継がれ、グラバー

高島は石炭の島として発展を続け

三菱発祥の地と言われる由縁だそうです。

長崎の﨑戸島もその一端で炭鉱として栄えていましたが

歴史

この島には、飲料水が無く困っていたので

燃焼率の悪い石炭で海水を煮詰めて水蒸気を冷まして飲料水を

確保していました。

文献

そして、水が蒸発した後の塩を販売する会社(昭和30年)崎戸製塩株式会社を設立し

今は、菱塩として国産塩を販売しています。

今回は、その塩工場に見学に行きました。


長崎の端から出た島 上記の赤丸の所に工場があります。

この水の色 曇っていたので、ココまでしか写真に写りませんでしたが、綺麗な青色の海水でした。

水が綺麗なので、目の前の黄色いブイの下から海水を引いています。

塩造りは、上記看板の右上の方にある 平釜で結晶化させているのですが、

上記写真が平釜の上からの写真

中は、ステンレスのパイプの中を蒸気が流れて、熱せられたパイプ上部の水面で食塩が結晶します。

やがて重いので底に沈んでいくのです

沈んだ塩は、この円錐の底に溜まっていき、回収して脱水したのが、ここの食塩となっていきます。

湯浅醤油(有)の醤油と丸新本家の金山寺味噌は、この﨑戸島の塩を使用しています。

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