ミシュランシェフ愛用の醤油

(10)丸新本家

地元御用達の金山寺味噌の量り売りや、惣菜や甘酒など多種多様な和歌山土産を取り揃えております。
ご贈答用のギフトボックス入りの商品をずらりとラインナップ。もちろん全国各地に発送可能です。

(9)蔵カフェ

蔵カフェでは、湯浅醤油が入った珍しいソフトクリーム「醤油ソフトクリーム」をぜひお買い求め下さい。高級なクッキーを詰め込んだような味わいは、当店にお越しのお客様に大好評いただいております。醤油の味わいが足りない方には、設置してある醤油をひとけかけしてください。

(8)醤館

醤館では世界のミシュランシェフが認めた「生一本黒豆醤油」をはじめ、「魯山人醤油」、「カレー醤油」などの湯浅醤油に加え、紀州湯浅の名産「金山寺味噌」も豊富にラインナップしております。ご試食も可能ですので、当店にしかない商品の数々をぜひお試し下さい。

(7)醤油充填場

九曜蔵で仕込まれ寝かせた湯浅醤油は、出荷の前に殺菌処理を行い瓶詰め工程を経て出荷されます。特殊な殺菌設備によってお客様のもとに安心・安全な醤油をお届けします。

(6)櫂入れ体験

九曜蔵では見学者専用の櫂入れ体験が可能です。ご希望の方は事前に当店入口にあるレジカウンターで「櫂入れ希望」をお申し付けください。櫂入れ体験では記念撮影などもお楽しみ下さい。

櫂入れの方法は、しっかり櫂を持ち、腰を入れて一気に櫂を沈ませます。入れてから少し時間をおいて「ボコボコッ」と泡が立つ光景は「諸味が生きている」と実感できるひととき。

※あまりに力任せで行うと、諸味が外まで跳ね返るのでご注意ください。
■料金 300円

(5)諸味・杉樽

醤油ができるまで

1階でご覧いただいた杉樽の上面です。

醤油の作り方は、煮た大豆と炒った小麦をほぼ等量混合し、種麹を加えて「麹」を作ることことからはじまります。これを大豆に煮汁で作った塩水と一緒に樽に仕込んで「諸味」を作り、撹拌(かくはん)を重ねながら約1〜2年寝かせます。麹菌(酵素)や酵母、乳酸菌などが働いて分解・発酵がすすみ、さらに熟成されて醤油特有の色・味・香りがうまれるのです。

原材料は、国産丸大豆、国産小麦、五島灘のにがり塩を使用しています。この諸味(しょうゆになる前のもの)は、大豆と小麦で糀を作り、塩水で仕込んで1年、発酵熟成させます。諸味の中にはたくさんの酵母、乳酸菌などが生きています。それらが酸欠にならないように蔵人が長い棒をかき混ぜて空気を送ってやります。

通常は豆は蒸されて仕込まれますが、古式製法は豆をじっくりと時間をかけて煮て、さらに煮汁を仕込み水として使用するのが特徴です。これにより大豆のもつイソフラボンやレシチン、サポニン等の栄養成分が丸ごと入ることになります。
厳寒の冬に仕込み、天然の杉樽で1年以上熟成させ、もろみを搾り、出来上がった生醤油を大きな木桶に移し、更に数ヶ月熟成させて不純物を沈殿。その上汁が醤油となります。

(4)醤油圧搾工程(季節のみ)

圧搾について

杉樽で熟成した醤油のもと「諸味」を絞るのが搾りです。
木枠に布を広げて諸味を流し入れ、(一回の搾りでは約8L)、平らにならして布の端を畳む作業を約300回続けていきます。
積み上げた重みで自然に布の目からしみ出してくるのが生醤油(きじょうゆ)です。
丸一日自然にしみ出すのを待ち、その後圧板を落として半日〜1日。徐々に圧をかけて3〜4日さらに待ちます。
無理に絞ると濁りが出ますが、当蔵では絞りきらずに濁りを出さないようにしています。

(3)杉樽と醤油の歴史

醤油の歴史

紀州湯浅は醤油発祥の地です。その起源は鎌倉時代(1254年頃)、紀州由良の禅寺「興国寺」の開祖「法燈円明国師」が中国(南宋)の径山寺から金山寺味噌(径山寺味噌)の製法を持ち帰ったのが始まりです。
当時の湯浅は水質が良かったこともあって盛んに金山寺味噌が作られるようになり大変に栄えました。金山寺味噌を仕込む醸造過程で出てきた栄養分が多い「上澄み(たまり)」を、さらに工夫を重ねて完成したのが醤油です。

杉樽について

醤油の杉樽は吉野杉で作られており、80年〜130年前のものもあります。1樽あたり約6トン(33石)の容量があり、一升瓶(1.8L)で約3,000本分の醤油が仕込まれています。現在、この樽を作れる職人は国内に数人しかいないと言われ、多くの醸造所では琺瑯タンクに移行していますが、湯浅醤油では昔ながらの杉樽を使って今も醸造を行っています。

(2)入口

見学前のご注意

九曜蔵に醤油見学を行うには工場側面1階から入場します。団体様の見学などがある場合は少し時間をおいてからお入りください。トイレは(8)醤館にございます。

また入場後は1階→2階→渡り廊下を経て1階となりますが、階段勾配がご心配な方は、予め(8)醤館でお待ちいただくか、お近くの蔵人または社員にお申し付けください。

(1)九曜蔵ご案内

Map

九曜蔵とは

九曜蔵とは、湯浅醤油有限会社の醤油蔵です。湯浅醤油ができるまでのすべてをご自由にご覧いただけます。

数字の順番どおりに順路に沿って進んでいただくと、醤油の歴史や杉樽、圧搾、充填設備のほか、櫂入れ体験(有料)や、ご試飲ご試食をしていただけます。

到着地点はお土産処の「醤館」です。こちらでお買い物をお楽しみください。
※「櫂入れ体験」は有料でございますので、当店入口にあるレジカウンターで「櫂入れ希望」をお申し付けください。

九曜蔵の特徴

九曜蔵には11本の杉樽を設置しており、それぞれの樽には当社の様々な醤油が今も息づいています。
湯浅醤油有限会社では、もちろん販売するすべての湯浅醤油を自社製造しています。また加水は行っていないため、純粋な醤油本来の味を味わっていただくことが出来るのも特徴です。

 

ご注意

・当蔵では、お客様がご自由に楽しんでいただけるよう十分配慮しておりますが、敷地内には蔵人が作業をしている場所もございますのでご見学の際はご配慮ください。
・蔵内には階段があり、1階→2階→1階の順路となります。足腰に自信の無い方は、お近くの蔵人または社員にお申し付けいただくか、(8)の「醤館」でお買い物または(9)の「蔵カフェ」でご休憩下さい。
・トイレは(8)「醤館」にございます。蔵見学の前にお済ませください。