144 2025年10月人には、幾つかの人生がある。幼少期から学生時代を一つめとすると、仕事をするのは二つめの人生、三つめは老後の余生となる。ところが、その二つめの人生で、時には変換期があってガラッと一変させた仕事人生を送る人もいる。今回は、そんな話から原稿を進めたい。有馬の温泉街で大衆酒場「スタンドブリタロー」を営む魚谷智之さんは、元ボートレーサー。それもA1級で、通算2000勝以上も挙げた凄腕なのだ。そんな魚谷智之さんが49歳で競艇界を電撃引退。聞けば、50歳になったら違う人生を歩みたいと前々から計画していたらしい。「金の湯」の裏通りに5月に忽然と現れたこの大衆酒場は、私の推測ではいずれ温泉街の一つのスポットになるに違いない。そんな考えもあって今回は「名料理、かく語りき」に登場願った。さて魚谷智之さんは、いかなる思いでこの店を営んでいるのだろう。とくと、ご覧あれ。
大衆酒場「スタンドブリタロー」 魚谷智之
(「スタンドブリタロー」店主)
「普段淡口醤油を用いて作る所を
『白搾り』に替えてみると
グッと旨くなりました。
調味料の良さが図れる逸品です。」
有馬で元A1級ボートレーサーに遭遇


新しい店に行くときは、いつもわくわくする。それが評判がよければ尚更である。これまでに体験した事のない空間で、食べた事がないメニューに出合うのは、グルメにとっては挑戦意欲をかきたててくれるのだ。9月末に京阪神エルマガジン社から「六甲山・有馬温泉の本」が出版された。文字通りこの二カ所のガイドブックで、六甲山と有馬温泉を楽しむためのエッセンスが一杯詰まっている。京阪神エルマガジン社の編集部からこの本に載せる施設の取材依頼が来たのは、7月末。有馬の取材は、うちの担当らしく、載せる店のリストアップをするために有馬温泉へ足を運んだ。最近、有馬の温泉街には、色んなタイプの店がお目見得している。これまでの宿泊施設や土産店一辺倒ではなく、カフェがあったり、伊料理店や串揚げ屋、洋食店に立ち呑み屋と色とりどりなのだ。いずこの温泉街でも夜は早く、湯治客は旅館で食事を味わったら外には出て来ない。その原因は、飲食店の少なさと早く店を閉める事にあるようだ。大衆酒場やバール、バー、立ち呑みなどがもっとあれば、夜の温泉街も賑わうのに…と思ってしまう。
このところの出店ラッシュと店のバラエティ化によって有馬温泉は、ひと頃の温泉街から脱却しつつある。とにかく色んなタイプの飲食店がコロナ禍以降にお目見得したために街歩きを楽しめる温泉街になって来た。同書のネタ集めに有馬温泉観光協会の金井啓修さん(「御所坊」の15代目)に街を案内してもらいながら、新しい店を一軒ずつリストアップして行った。そんな街歩きの中で気になる店を発見。「金の湯」の裏側を通って寺町へ至る階段の袂(たもと)にこれまで見た事のなかった大衆酒場があった。金井さんに聞くと、この春にオープンした店らしい。なんでも二階部分に当たるスペースで奥さんが5年前からカフェをやっており、空いていた一階部分にその旦那さんが大衆酒場を始めたらしい。これは何だか面白そうとばかりに本に載せるリストに入れておき、後日私が取材を担当する事にした。


8月のお盆前にその「スタンドブリタロー」に取材に行くと、大衆酒場を営む主人と二階スペースでカフェをやっている奥さんが快く出迎えてくれた。「スタンドブリタロー」は、細長い奥行きの店。カウンター席のみで、都合9席ほどある。店主・魚谷智之さんによると、「コンセプトは大衆酒場で、誰でも気軽に入りやすい店を目指している」らしい。店名は魚谷さんちの愛犬・ブリタロー君からとっているらしく、黒の柴犬で彼を描いた絵が店のロゴになっている。「上の『FISH HOUSE CAFE』にはふくちゃんという看板犬がいて、ブリタローはその息子。白柴のリンちゃんとの双子なんですよ」と奥さんの魚谷泰子さんが教えてくれた。魚谷泰子さんは、本来「FISH HOUSE CAFE」の店主で、そちらにいるはずなのだが、「まだ主人が不慣れなもので、時折り手伝いに降りて来ている」との話であった。料理もポテサラは奥さん、だし巻きは旦那さんと担当分けしてやっているようである。




昨今の雑誌よろしく、短めの店紹介ならともかく、私の取材は意外としつこい。料理から始めて店の事を聞き、挙句の果てはその人物の人生をも掘り下げる。私が「スタンドブリタロー」に入って気づいた点が一つ。それは魚谷智之さんが意外に取材慣れをしている事だった。質問には的確に応えるし、話すムードもいい。あえて「以前は何をしていたんですか?」と気になって聞いてみた。すると魚谷智之さんは、「昨年まで30年間ボートレーサーをやっていました。49歳を機に引退したんですが、A1級のまま退いたんです」とびっくりするような答えが返って来たのだ。私は競艇の世界は詳しくないが、一時期スポーツ新聞にいた知人(競艇担当)との縁もあって何回か、住之江や鳴門、児島、丸亀の競艇場で遊んだ経験がある。A1級というとトップクラスで、魚谷智之さんは「CMにも出演していた」そうだ。調べてみると、通算2000勝以上を誇るトップクラスの選手である。兵庫支部所属(尼崎所属)で、SGクラスでは2006年に全日本選手権を、2007年にはオーシャンカップとモーターボート記念を勝っている名ボートレーサーなのだ。特に尼崎競艇場では無類の強さを誇り、尼崎でのファンからの人気は絶大だったという。
そんな魚谷智之さんが輝かしい成績を残して49歳で引退し、有馬の温泉街で大衆酒場を開いているのだから面白い。記事によれば2024年12月に電撃引退したようで、その理由が「49歳でやめようと思ったから」と書かれている。現に私の取材にも「まだやれたかもしれませんが、50歳になったら違う生き方をしたいと前々から思っていたので…」と語っていた。競艇場は北は群馬から南は長崎まで24場ある。「現役時代は転戦の連続で、全国を巡っていた。全国各地で美味しいものにも巡り合いますが、減量が大変で沢山味わえません。30年間50kg台をキープしていました」と話していた。「レースとレースの合い間はそんなに食せず、食べるとしたらレースが終わった後。でも競艇選手は試合後すぐに帰ってしまうんですよ。それでも知人から紹介してもらったり、印象のある食べ物は覚えていて、できればそんな知識をいかして大衆酒場を営みたい。感動したものを出すセレクトショップのような店でもいいと思っているんです」。
魚谷智之さんは、引退したら飲食店をしようとは思ってなかったそうだ。レースからの解放で引退後は、一旦放浪の旅へと出ようと考えていたら、翌々日から奥さんにカフェで働かされてしまったと笑う。魚谷泰子さんも「カフェが忙しいのに、呑気に旅なんて!」と尻を叩いて手伝わせたというからかなわない。何となく、この夫婦間に絶妙の共感を得た。いくら名レーサーであろうとも、旦那は旦那なのだ(笑)。
すると、「FISH HOUSE CAFE」の一階スペースが空いており(元は新聞の集配所だったそうだが、閉めてからはずっと空家状態だった)、店を開いてもいいとの話が進んだ。話が本決まりになると、3月には本格的に動き出さねばならず、色んな準備に費やしていると、GW明けにはオープンの運びに。5月18日には「金の湯」の裏の通りに「スタンドブリタロー」が開業している。それから営業を続けているので、結局魚谷智之さんの引退後の放浪の旅は実現しないままになっている。
「白搾り」が気になって色んな料理で試してみた



さて、肝心の料理の話をしよう。「スタンドブリタロー」は、大衆酒場なので気の張る店ではなく、いついかなる時でも(営業時間中なら)酒と料理が楽しめる。料理はおでん類や、手羽中の甘辛、どて焼き、ポテサラ、いぶりがっこなどの酒のアテが中心。魚谷智之さんが現役時代に巡り合ったのか、島根名物の赤天や、淡路島直送の焼き穴子、「西宮ひるね」のチャーシューエッグ、「山垣畜産」のメンチカツなど所々の名物もメニュー組されている。酒はハイボールに、ウイスキー、ワイン、サワー、焼酎、ビールとオールマイティ。中でも日本酒は、魚谷智之さんお気に入りの「太陽酒造」(明石市)の生酛「太陽」や純米「神稲(くましね)」がオススメだとか。奥さんが秋田出身らしく秋田の地酒が多く、福寿酒造の「一白水成」、浅舞酒造・純米吟醸「天の戸」、秋田清酒「刈穂」が並んでいる。元来、秋田は雪国で、その気候を利用して低温でじっくり仕込む酒が多い。なめらかさときめ細やかさが左党には支持されているようだ。「とにかく色んな酒を飲んで欲しい」と魚谷智之さん。「スタンドブリタロー」では、日本酒は5勺で提供しており、そればかり飲っていると、ベロベロになって帰る人もいるとか。温泉街という特質上まだオープンして間もないのでなじみ客は少ないらしいが、それでも最近は評判を聞いて覗いてみたり、ふらっと入って来る客も多いそう。日帰り客ばかりかと思いきや、旅館に泊まっている人も一杯飲りに来るようだ。



ところで私は「スタンドブリタロー」でもいつものアレをやりたいと思っている。そこで雑誌取材に行った折りに「名料理、かく語りき」の取材の依頼をし、「予め湯浅醤油から商品を送るので、それを使って料理を作って欲しい」と頼んでおいた。9月下旬に有馬へ行くと、「待ってました」とばかりに魚谷夫妻がそれを出してくれたのだ。
湯浅醤油・丸新本家から色んな商品を送ってもらっていたが、その中でも魚谷智之さんの目に留まったのは「白搾り」らしい。「白搾り」は、淡口醤油より色が薄いために白醤油に準ずる商品。通常の白醤油より旨味成分が多く、淡口醤油のように塩分が強くない。琥珀色した透明な醤油なので食材の色を上手く出せると使いたがる料理人が目立つ。魚谷智之さんは、食材の色を目立たせるためというよりも淡口醤油の代用として興味を抱いたようだった。「送って来た中で初めからコレで調理をしてみようと思った」というから勝負師の直感のような選択だったのかもしれない。
魚谷智之さんが「白搾り」を用いて作ったのは、①どて焼き②だし巻き玉子③肉ライスの三点。共に「スタンドブリタロー」でメニュー化されているものだが、今回はそれらの調理工程を少し代えて「白搾り」の特性をいかした事になる。
まず「どて焼き」であるが、普段は味噌味で、白味噌を入れる前に下茹でした牛すじとコンニャク、生姜を砂糖・酒・みりんで合わし、醤油ベースのタレで30分程煮込むそう。それから白味噌を合わし、焦げないように煎って行く。「いつもなら濃口醤油と昆布だしでベースのタレを作るのですが、今回は昆布だしは用いず、『白搾り』だけでやってみました。だしの素を使うとどうしてもケミカルな味になってしまうのですが、『白搾り』だけならそんな心配もいらず、グッと旨くなった気がします」と魚谷智之さんは、「白搾り」利用の良さを教えてくれたのだ。「工程がシンプルになって調味料の良さがダイレクトに出た」と誉めていた。
一般のどて焼きは、煮る工程が勝ってしまうために、どちらかというとどて煮に近い。だが「スタンドブリタロー」のそれは液感が強く出ず、文字通り“焼き”になっている。私も食べてみたが、シャバシャバではなく、きちんと煎った感じが出ていた。かなりピリッと来るのは、生姜効果のようで、魚谷智之さんによると、「高知の生姜を結構入れているので辛みが出ている」ようだ。まさに酒のアテにぴったりな味になっている。同店では、「どて焼き」はオープン時から提供しており、人気のあるメニューだとか。魚谷智之さん自身が好きな料理で、「酒との相性もよく、酒を選ばない」からメニュー化したのだろう。「この辺りは和牛の生産地でもある三田に近く、いい精肉店があります。私自身が三田まで足を運び、上質な牛すじを仕入れているんですよ。煮込むと溶けて塊感がなくなってしまいます。できるだけ塊を食べてもらいたくて“焼き”にこだわって作っているんですよ」と言っていた。魚谷智之さんは、料理の職人ではないのでできるだけシンプルに作る事を心掛けている。「周りにあるもので旨いものを作る」のがモットーで、その一つが三田の精肉店から入れる牛すじ肉の「どて焼き」なのだろう。


二品目の「だし巻き玉子」も「スタンドブリタロー」の人気メニュー。注文が通ると、魚谷智之さん自身がコンロで丁寧に作って行く。たまたま取材日には競艇ファンが訪れていて「魚谷さんが作るんや!」と感心しながら「だし巻き玉子」の登場を待っていた。「だし巻き玉子」に用いるだしは、昆布・鰹節・雑節・椎茸で摂ったものを一晩寝かせている。翌朝80℃まで火を入れて一時間程旨みを出すようにし、魚の節を加えて味を調える。そこに酒・みりん・砂糖と淡口醤油を加えて作り、卵を入れて溶いて巻き上げて行く。今回は、従来の淡口醤油の役目を「白搾り」に担わせた。「卵が入るから淡口醤油を沢山入れないと味が出なかったんですが、『白搾り』だとそんなに入れなくても十分旨くなる。1/3ぐらいの醤油量をカットできています」と。だし巻き玉子は、和食の基本の「キ」。人によって味も異なる。特に和の職人たちは上品に仕上げたがるが、魚谷智之さんは、「ここは大衆酒場なのでカジュアルで十分」としっかりめに味付けている。「上品な味は、周りに沢山ある旅館の料理長に任せますよ」とばかりに独自路線を貫いている。要は、酒のアテになるかどうかである。「自店でだしを引いていますが、卵が入るとだしが弱まります。最後に少しだけ『白搾り』を加える事で今日の味が完成しました」。魚谷智之さんの話では、だしと混ざった時に「白搾り」の特性が引き出されたそうで、「淡口醤油に比べ、少量の使用で効果が出たのはびっくりした」らしい。


最後の「肉ライス」も従来から同店でメニュー化されている品。この料理については、ある一軒のバーのオマージュからできているようだ。「かつて三宮に行きつけのバーがあってそこで出ていた『肉ライス』が美味しくて自店でもマネて出したいと思ったんです」と誕生秘話を明かしてくれた。オマージュして作っているものの、全くの別物らしい。そのバーでは、仏料理のシェフ経験のあったマスターが作っていて、玉子が掛かって洋食っぽい料理だったらしい。ココでの「肉ライス」は、ガーリックライスにステーキを載せた料理になっている。米は水ではなく、鶏ガラスープで炊く。それを淡口醤油とガーリックバターで炒め、ハラミのステーキ肉を載せてできあがる。ここでも淡口醤油の代用として「白搾り」が使われていた。前の二品と同じように「白搾り」だと醤油量が少なくて済むそうだ。「淡口醤油使用と比べると量も少なく、塩分も控えめに。だからヘルシーに仕上がっているのかもしれませんね」と感想を述べていた。ステーキにハラミを用いるのは、脂濃いとギトギトしてしまうのでそれを避けるためもある。加えて魚谷智之さん自身がハラミ好きなのもあるようだ。先程のすじ肉同様、ハラミも三田の精肉店で買って来る。いいものが揃う有馬という地の利用を上手く考えていると思った。
魚谷智之さんは、昨年暮れにボートレーサーを引退し、偶然空き物件の話があって「スタンドブリタロー」を始めたが、聞くところでは昔から料理好きで、家族や周りの人達にそれを食べてもらうのが一つの喜びだったよう。転戦続きで、月のうち1週間足らずしか家にいない。レースとレースの合い間にしか家族サービスができなかったので、家にいる時は料理を作って奥さんの帰りを待つこともしばしばあったという。ボートに乗る以上、軽めの体重をキープしなければならない。減量が大変で、思うようにならない時は飲まず食わずはもちろん、サウナに入って水分を出し切り、まさに根性論で減量をして来た。それでも転戦すると、各地の旨いものに出合う。レースが終わって新幹線に乗るまでが憂さ晴らしで、旨いものにありつける。経験上、博多で帰るまでのひとときが楽しかったそうだ。

魚谷智之さんは、凄いレーサーだったようだが、通算で何勝しているのだろう?そんな素人質問をぶつけてみた。すると「2000勝は達成したが、何勝したかは覚えていないんですよ」とあっけらかんと話してくれた。奥さんも「2000勝のお祝いはしたのを覚えいてますが、何勝まで積み重ねたのやら…」と曖昧だ。「主人はトロフィーとて誰かにあげるくらい」と笑う。魚谷智之さんも「優勝しても捨ててしまうので家にも飾っていない」と話す。これだけの選手なのに店をやっている事も公にはしていないようだ。「競艇と飲食店は別物。そんな事で一杯になっても一時期の流行りになってしまうでしょ」と説明していた。たまたま私が「六甲山・有馬温泉の本」で取材に行き、色んな質問から過去の経歴が出た事で今回の取材を許可してもらったのだとわかった。「スタンドブリタロー」は、決して“昔の名前で出してます”ではなく、有馬温泉街に生まれた大衆酒場であって、あくまで魚谷智之さんは、その店のオヤジにすぎない。縁というものは、いかなる事から生まれるかわからない。本の取材店候補リストアップの日にたまたま「金の湯」の裏側から階段を上がらなければ、魚谷夫妻に出会わなかったかもしれない。その幸運を今回は感謝したい。
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<取材協力>
大衆酒場「スタンドブリタロー」
住所/神戸市北区有馬町字有馬827 FISH HOUSE CAFE 1階
TEL/078-907-6115
HP/ Instagramはこちら
営業時間/平日11:00~16:00
土日祝日12:00~16:00、18:00~21:00
休み/月・火曜日
メニューor料金/
どて焼き 600円
だし巻き玉子 650円
肉ライス 1,200円
手羽中の甘辛 600円
赤天 500円
チャーシューエッグ 750円
焼き穴子 1,200円
おでん 200円~
鰤太郎農園の肉じゃが 600円
ほろ酔いセット 1,200円
日本酒半合 700円~
自家製梅酒 700円
ウイスキー 700円
ハイボール 650円
筆者紹介/曽我和弘
廣済堂出版、あまから手帖社、TBSブリタニカと雑誌畑ばかりを歩いてきて、1999年に独立、有)クリエイターズ・ファクトリーを設立した。特に関西のグルメ誌「あまから手帖」に携わってからは食に関する執筆や講演が多く、食ブームの影の仕掛け人ともいわれている。編集の他に飲食店や食品プロデュースも行っており、2003年にはJR西日本フードサービスネットの駅開発事業に参画し、三宮駅中央コンコースや大阪駅御堂筋口の飲食店をプロデュース。関西の駅ナカブームの火付け役となった。















































